新着情報
2023年12月5日(火)
- その他
- 会社関連ブログ
- 浅葱舎(西桂町紹介ブログ)
山梨百名山 三ッ峠山vol.6
▲▲▲
こんにちは、広報委員会の浅葱です。
小春日和の続く11月19日、三ッ峠山に久しぶりに登りました。
このところ良く晴れて、温かいとはいえ、もうすぐ師走。
山は寒かろうと思い、着ていくものをあれこれ迷って時間をかけたものの、
結局、普段通りの服装で、朝7時半、達磨石ゲートを出発。
案の定、登り始めるとすぐに体が温まり、Tシャツはあっという間に、ぐっしょりになりました。
ゆっくり歩きなうえに、ちょこちょこ休憩するので、すぐに体が冷えます。
けれど、この上りの“ゆっくり歩き”が、下りで浅葱を助けることになります。
▲裂かれたような谷間 (@_@。目まいがする▲
▲▲▲
今日は日曜日。明日はお仕事だから、土曜日よりは登山者は少ないだろうと思って来たのに、
どっこい過去一の人に会い、人気の高さを知ります。
落ち葉の重なった登山道を、カサカサ音を立て、ゾロゾロ、人が連なって歩きます。
師匠が『どんぐりが落ちてないなあ…』と嘆く。
東北、北海道で、クマが出没して問題になっていますが、
幾多の理由がある中に餌不足(主食のどんぐり)があるという。
ここ三ッ峠山も例外ではないようです。
去年は、そこいら中に落ちているドングリの写真を撮りました。
今年は一つとして落ちていません。夏の異常な暑さが原因と聞きます。
幸いにもクマとの遭遇の報道はありませんが、目撃情報は少ないものの西桂でも全く無いわけではありません。
登山者にも山の危険な動物の事が周知されているのでしょうか、ラジオを流しながら歩く人、熊鈴を鳴らす人、会話を楽しみながら歩く人、さまざまです。
一人で歩いている人は少ないし、クマ鈴の音もチリーンチリーンと高めで大きめの音を鳴らしています。
何らかの音を鳴らすのは、熊に人がいると教え、
お互いに、知らないうちに接近というのを避けるものだそうですよ。
その一方で、あえて音を出して、わざわざ知らせることは無いという人もいます。
撃退事情もどんどん変わってきているようです。
それから、脂っこい食べ物を持ち歩かないこと。
熊は脂質のにおいが大好きで、鋭い嗅覚で寄ってきてしまうから。
師匠に『熊鈴持ってこなかったの?』と聞くと『忘れてきた。大丈夫やっつけるから』と返事。
頼もしいけれど、それは熊に会うはずがないと思っているからだよね。
師匠らしくないな…用心に越したことは無いよ、目撃情報はあるんだから…
▲これは“またのぞきの松”からの富士山▲
▲そして“八十八大師”からの富士山(^_^)/良く見えるから休憩も楽しみ(#^.^#)▲
▲▲▲
10時10分、権現林《ごんげんりん》から30分ほどで八十八大師に着きました。
どちらからも、今日は、見事な富士山。
昨日は道志村の山に登り、今日は三ッ峠山に来たという人と、同じベンチで休憩しました。
二日続けて山登りとは強者ですな。たぶん明日、私は足が痛い。いや、間違いなく痛い。
そうならないように休憩をするたびにストレッチをします。よーく筋を伸ばして…
それに比べ、師匠は、平気な顔をしています。
お百姓と少々の運動をしているので、ぜんぜん痛くならないそうです。
▲親不知の岩面名号 名号とは仏さまから『必ず救う 大丈夫 任せておくれ』との呼び声▲
▲▲▲
10時20分。今回の目的地、親不知に着きました。
何故“おやしらず”なのか(・・?名前の由来は分からないの(>_<)
岩面に“南無阿弥陀仏 延命地蔵 十一面観音” “念仏守護 五社大明神 諸天善神”と刻まれています。
四世修善大遺浄阿和尚《しゅうぜんだいいじょうあおしょう》が、登山者の安全祈願に刻んだものだそうです。
これから先、ガレ場が続き、最も危険な場所になります。
雨で道がえぐれ、かなり狭くなっている所もあって少しヒヤッとする。
登山道がドンドン削られて、ついには歩けなくなってしまいそうです。
▲屛風岩 迫力ある景観が楽しめます▲
▲▲▲
以前、私が苦しそうに足を引きずって歩いていたら『痛いの?』と声を掛けてくれる人がいました。
私は、助けて欲しいとでも思ったのか、馴れ馴れしく甘えるように『うん』と答えました。
『ストレッチするといいよ』そう言って、山登りに慣れたような、一味違うその人は、ゆっくりと追い抜いて行きました。
『うーん、ひざが痛いんだよね、ちょっと違うかな』と心で思いました。
あれから、時が経っていますが、声を掛けてくれたその人のことがずっと気になって…
なので、体力を温存する為に、上りはゆっくり歩き(ゆっくりしか歩けないけど…)
休憩の度ストレッチをし、下りは、しつこいくらい頻繫に行なって下りてきました。
いつもならすぐに、痛くて痛くて、もう歩けない、誰かおんぶしてって思うくらいになる。
けれど、今日は、もう達磨石が見えるというところまで、弱音は吐かずに下りてこれました。
だから、優しく声を掛けてくれたあの人に、またお会いしたい。雪が降る前にもう一度登りたいなあ。
三ッ峠山には今まで10回くらい登ったでしょうか。まだまだ“ひよっこ”です。
Entry by 浅葱
▲カラカラに乾いた山鳥兜の種(+o+) 9月に綺麗な青紫の花が咲く▲
▲シャリシャリと盛り上がる霜柱(>_<)山々の連なりに似ている▲
▲上りは4時間下りは3時間かかった(^o^)丿まあまあです▲
▲▲▲
西桂町公式ホームページ
豊かな自然 輝く未来を紡ぐ水のまち にしかつら