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2024年12月4日(水)
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三つ峠駅がリニューアルされました Vol.3
こんにちは、フジコン広報委員会の浅葱です。
11月15日。秋も深まり、三ツ峠山も倉見山も急速に紅葉しました。
お庭の小菊も咲いて、小さなガラスのコップに差したらとっても可愛らしい。
久しぶりに東京に行きます。田中一村の展覧会に行くんだ ○(*^。^*)○☆彡 何年ぶりかなあ…
40年ほど前でしょうか、NHKの日曜美術館で紹介され、注目を浴びて全国巡回展が開催されました。
その時は行かなかったけれど、どうしても気になって、後日、画集を買いました。
それから時々開いてみては、行けば良かったとグジグジ後悔ばかりしていました。
*何と可愛らしい小菊ちゃん(#^.^#)*
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田中一村は明治41年、栃木県にて誕生。4歳のとき、東京麴町に移住。
幼少期に神童と騒がれ、勉強と絵の探究に根を詰めすぎて結核を患い、房州小湊に転地療養します。
大正15年、東京美術学校《現東京芸大》に入学し日本画を専攻。
しかし、またもや結核に倒れ、父、彌吉《*仏師*号は稲村》の病気も重なり僅か3か月で中退。
それからは、南画を描いて一家を支えますが、再び日本画を描き始めます。
昭和22年、第19回青龍展に“白い花”を出品入選。その後、中央画壇との繋がりを持つことはありませんでした。
50歳で単身奄美大島に移住。絵を描く為に大島紬の染色工として働き、ひたすら陋屋で描き続けました。
一村さんは、ひとり夕飯の準備をしながら心不全で倒れ、69歳の生涯を終えてしまいます。
息を引き取ったその家は、いかにもハブが潜んでいそうな畑の中に、一軒だけ立っていたそうです。
『ここに住んでみてごらん』と言われても誰もが後込みするような家でした。
現在は2㎞程離れたところに移設保存されています。
才能に恵まれ、有望な画家と将来を期待されていた若き日を知る妹さんにとって、
悲惨としか言いようのない最期だったようです。
『兄はどうして、あんな死に方をしなければならなかったのでしょう』とおっしゃったそうです。
田中一村は絵を描くために生まれ、そして、絵を描いて逝ってしまいました。
絵を描いているときが幸せでした。夢見るように美しい死に顔だったという。
死に顔は残された人の思いで語られます。一村さんが幸福だったのかどうか、それは分かりません。
ただその絵は眩暈がするほど美しい。
*季節は移ろって(^^♪山は秋色に染まっています*
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朝7時56分の富士急行線大月行に乗る。
今日は一日、晴れ間は出ないそう。三ツ峠山はすっかり雲に隠れたままです。
駅の後ろに見える山は、下暮地村の民をお守りくださる産土神の浅間諏訪神社がある山。
この山は城山(じょうやま)と呼ばれ、のろし台跡があり、
武田の地下衆(じげしゅう)が常駐していたと伝えられています。
三つ峠駅は曇り空と背景の山が紅葉しているのとで趣がありました。
そういえば、改札口にTVアニメ“ヤマノススメ”のパネルが置いてあったけれど、
駅のリニューアル後は見かけなくなったなあ。
(駅の周りをぐるっと歩いたら、駐車場の端っこに追いやられていました)
ヤマノススメは、高所恐怖症の主人公が、アウトドア派の幼馴染と登山に挑むコミック。
三ッ峠山は原作第2巻・アニメ2期 2-4話に登場しています。
三つ峠駅のことも忠実に書かれており、聖地巡礼のスタート地点です。
では行ってきまーす(^O^)/
*帰って来た時の三つ峠駅(+o+) もう真っ暗でした*
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上野まで富士急行線とJRと京王線を使って3時間。約2000円弱。
特急かいじを使ってJR線で行くと、2時間半3000円ちょっと。
京王線を挟むと少し安いけど時間がかかる。
けれど行きは、時間も気持ちにも、余裕があるから“ゆったり”している京王線を使うのが好き。
*ステッカーが面白くてパチリ(^_-)-☆次の写真は車窓からの鳥沢 (^o^)丿その次が京王線 高尾ホームにて*
JR大月駅から猿橋駅、猿橋駅から鳥沢駅と、前回のブログ“大月桃太郎伝説”の舞台となった所を通ります。
鳥沢までは足を延ばしていなかったなあ。ここかあ、桃太郎がキジを家来にしたところ…
写真を撮っていたらトンネルに入ってしまって、すぐに梁川(やながわ)に着きました。
美術館に行くのでマスクをしてきたけれど、もう要らなかったかな(・・?
個人の判断に委ねる…だったよね、確か…久しぶりで分からなさ過ぎだわ…
都内に入るとみんな綺麗な靴を履いています。土が付いている靴を履いている人はいないなあ~
毎週、山に紅葉の様子を見に行っているから浅葱の靴は土で汚れています。
ブラシをかけてくれば良かった…(>_<)
*新宿駅西口地区再開発中!このカッコイイ所も変わるのかな(・・?*
*上野駅公園口改札 ずいぶん変わってるぞ~((+_+))*
*日本初の公園に指定された豊かな自然を持つ上野公園(*^_^*) 駅や美術館&広場とも調和しています*
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11時、上野駅に着きました。あれーなんか違うなー((+_+))
戸惑いながら公園口改札から出てみます。雰囲気がまるで違うの…(>_<)
どうやら2020年に公園口駅舎はリニューアルされていたようです。
上野恩賜公園内は、とにかく人が“うじゃうじゃ”いました。
美術館に行く人、動物園に行く人、観光客、フェスに集まってくる人。
この日は【酒屋角打ちフェス】をやっていて、賑やかな音楽も流れています。
修学旅行生も大勢いましたよ。とっても楽しそうに並んで歩いていました。
東京都美術館の当日券チケット売り場は、次から次へと人が押し寄せてくる。
一村さん良かったね。こんなに大勢の人が一村さんの作品に会いに来ているよ。
30分ほど並びましたが、その時間も一村さんの絵に、もうすぐ会えるからワクワクしながら待ちました。
作品は【東京時代】【千葉時代】【奄美時代】と時代ごとに3フロアに展示され、
最大規模の回顧展というだけあって、
250点を超える絵やスケッチ、写真、彫刻も置いてあり、見応えのあるものでした。
*“田中一村展 奄美の光 魂の絵画” は12月1日に閉幕しました*
*東京都美術館には野外に彫刻・レリーフが常時12点展示されています*
2時間位いたと思いますが、一村さんの絵への執着心が凄すぎました。
夢中になるっていいな。とっても疲れたけれど、幸福感が甚だしい。
さあ、一村さんの絵に会えた喜びが薄れないうちに師匠にお土産を買って帰りましょう。
私は会場出口あたりに、よくある売り場で画集を買って帰るのは、あまり好きではありません。
絵描きの捻り出した絵の色が、その画集の色に変ってしまうのは残念だし、頭の中に鮮明にとっておきたいから…
ポストカードも買いません。チケットの挿絵を見るのも嫌な時があります。
けれどそれはQRコードの付いたレシートのような味気ない物に変っていました。
さてさて帰りの電車を調べて、甘い物でも買って帰りましょう。
一村さん、良き絵を見せてくれてありがとうございました。
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11月17日。今週も山へ散歩に行ってきました。
憩いの森公園では、やっとモミジが真っ赤に色付きました。
三ッ峠山に登る人たちが、しきりに写真を撮っています。
浅葱も、ぐっと寒くなる前に、師匠と三ッ峠山に登りたいと思っています。
いよいよ暖かいジャケットを出さなきゃダメな季節がきますね。
Entry by 浅葱
*今年も綺麗に色付きました(#^.^#)*
*憩いの森公園は色鮮やかに輝く(^o^)丿三ッ峠山は靄の中*
*『綺麗でしょう』って言ったら『別に』だって…山に良く遊びに行っていた師匠には当たり前らしい…*
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