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2024年12月20日(金)
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山梨百名山 三ッ峠山vol.8
こんにちは、フジコン広報委員会の浅葱です。
師走に入って間もなくの7日、三ッ峠山に登りました。まだ2回目で2024年の登り納めです。
師匠には、年を追うごとに村のお仕事が増え、畑仕事にも精を出すようになって
『行こうよ』と誘うと『今週は忙しいなあ』と言って断られてきました。
流石に、もう今年が終わってしまうので、何とか都合をつけてもらって山登りに行くことになりました。
▲紅葉も終わり山はガラリと様子が変わっていた▲
やっと一緒に山へ出かけてくれたんですが…
畑のことが気になる様子で『畑じまいしないとなあ…』とそればかり。
“大根”を取って土に埋め、冬の間も食べられるようにして、
私の好物の“蕪”は掘り上げてしまい、食べきれない分は漬物にしたいらしい。
来週は柚子をちぎってしまうと言っています。ジャムでもつくるかなあ~(^_-)-☆
何やらブツブツ念仏を唱えるような声が後ろからします。
いつもなら、師匠は私との距離を確認しながら先を登って行くんですが、
今日は後ろから、『のぼれーのぼれー』と声を掛けてきます。
調子よく歩いていると『かぶかぶかぶうー』と節をつけて、歌っているのが聞こえてくる。
よっぽど気になるようです。
▲神鈴の滝遊歩道近くからの三ッ峠山▲
2024.12.7
三ッ峠山はますます人気のよう。駐車場はギュウギュウでした。
朝8時、出発のとき、達磨石ゲートで7から8人位の登山者に会いました。
最初の休憩地点、【股のぞきの松】で一緒になったチームはなんと、大分から来たそう。
『昨日は阿蘇に登り、今日は富士山を楽しむ為に三ッ峠に来ました』とおっしゃっていました。
私も九州人なので嬉しくなって、テンションが上がり、調子に乗って楽しくお喋りをしました。
カメラをザックから取り出すと『いいカメラを持っていますね』と褒めてくれました。
うふっ(#^.^#)ありがとう。その方も持って来たかったけれど、重たいので諦めたそうです。
今日はゆっくり登って、頂上の山小屋にお泊りの予定。
『まあそれは、明日も天気が良さそうなので朝日と富士山をお楽しみください』と申しました。
▲モデルになるよと先を歩く師匠>^_^<はーい撮りまーす▲
▲股のぞきからの富士山 ファインダーを覗くと富士山を独り占めした気分になる▲
今年は夏暑かったけれど、三ッ峠山のどんぐりは豊作だったようです。
登山道にコロコロあちこちに落ちています。
杖にしていた木で突っつきながら、『どんぐりにはいろんな種類があるんだよ。』と師匠が言いました。
確かに丸みを帯びたものや、細長い物、豆粒のような、かなり小さい物もあります。
葉が落ちてしまっているので、木の種類は良く分からない…
登山道は、紙きれのような“ホオノキ”の大きな白い枯葉も散らばっていました。
*三ッ峠山の森林はクヌギ帯≪標高600~700メートル≫クリ・コナラ帯≪標高700~900メートル≫
ミズナラ帯≪標高900~1200メートル≫ブナ・コメツガ帯≪標高1200~1785メートル≫に分類される
▲股のぞきまでは富士山は見えない(~_~;)どうか見えますように…と期待しながら登る山道▲
▲岩の影に隠れている観音様(#^.^#)三ッ峠山には信仰の厚さを物語る石仏が数多く残る▲
▲ここは湧き水がチョロチョロ流れ夏は蛙が綺麗な声で鳴いている所▲
八十八大師を過ぎて、ガレ場に差し掛かると、ぴゅーぴゅーと風が吹き体温を奪っていきます。
私がのろのろ歩きなので、後ろから登って来る何人もの人に、道を譲りました。
譲ろうとすると『危ないよ~危ないよ~』と声を掛けてくれる人がいました。
追い抜きながら『道を譲る時は山側に寄るんだよ。崖側に寄ると落っこちちゃうよ』と教えてくれました。
上に行けば行くほど道は狭くなっており、踏み外せば転がり落ちて大惨事になりかねません。
こういう上級者に色々教えてもらって、山に慣れていくんだろうなあ。感謝します。
▲屛風岩 湧き出した清水が凍っていました((+_+))寒いよー▲
▲近寄って写真を撮ったら何だかエイリアン((+_+))?▲
▲屛風岩からの富士山(^^♪時間が経つにつれ雲が多くなりました(>_<)▲
今回も三ッ峠山頂【開運山頂上】までは行かず、
三つ峠山荘と四季楽園の間の見晴らしの良い所でご飯を食べました。
『さむっ…(>_<)』『寒いなあ…(◞‸◟)』と何度も繰り返しながら
強風が当たる吹きさらしのベンチで、師匠も私も震えながらお結びを食べました。
向かい側に座って、インスタントラーメンを食べている人たちが羨ましかったなあ。
コッヘルで、暖かい物をフーフー言いながら食べているのが頗る美味しそうです。
温かい飲み物があるだけでも、違うのかもしれません。
怪獣でもいるのかと思うくらいお腹はぐーぐーなって、
とってもひもじかったので、そりゃあ、お結びは美味しかったけれど…
▲お腹へったあー(>_<)ごはん早く食べたいよー▲
▲たまらーん(#^.^#)山は美しい▲
アイキャッチ用に富士山を撮るところで
写真を撮って、急いで帰ろうとすると、師匠が後ろに立っていました。
撮影場所は舳先のように突き出していて、ロッククライミングの練習場になっています。
高所恐怖症の師匠は、ここまでは来ないのですが、寒くて待っていられなかったようです。
高速で山を下りてあげたいのだけれど、私はゆっくりしか歩けない。
先を歩いてもらっていると、急に『まずい足がつった!』と立ち止まってしまいました。
どうしたんだろう、珍しいな…((+_+))
『行ってて…』と言うからポチポチ進んでいたら、ほどなくして師匠は追いつきました。
『大丈夫(・・?』と聞くと『もう大丈夫(^o^)丿さっきは歩けなかった…』
後で聞いたところ、『ここんところスクワットをしていなかったからかな…』と…
1日10回~20回程度の運動でも、毎日続けるとまったく違うそうです。
【馬返し】まで下りたところで、急に風がゴーと吹きました。
空胎さんが『またおいで』と、お見送りしてくださっているようでした。
▲12時10分 富士山は雲に覆われて噴火しているよう▲
8時に登り始め、12時にお弁当を食べて、1時に下り始め、4時にやっとゴール。
速くもならないし、悪くもならない。いつもどおりの所要時間でした。
今回、特に気になったのが、登山道がこっちかな(・・?そっちかな(・・?と迷うところがたくさんあったことです。
『どっちでも大丈夫だよ。気にしないで進んで』と師匠に何度も言われました。
人気の山になって、大勢の人が歩いて、新しく道を作っているのかなあ。
豪雨が増え、登山道が流されて、様子が変わっているのかな。
三ッ峠山は様々な信仰が展開されてきました。
江戸時代後期に空胎上人が、神鈴峯【みすずみね】と名付け修行され、
山の復興に勤め、開いた道は、自然災害だけではなく私たちの一歩でも変わりつつあるようです。
Entry by 浅葱
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