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2020年7月10日(金)
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山の贈りものは清々しい香りがします。
こんにちは、広報委員会の浅葱です。
6月20日。(土) あしたは夏至。都道府県をまたぐ移動の自粛が全面的に解除されてから初めての週末。今日は三ツ峠山の林道脇に青山椒を採りに行こうと思います。
西桂町は周囲を山に囲まれ、総面積の八割を三ツ峠山などの山林が占めています。
杉を中心とする植林が行われる前まで、田圃の肥料にする刈敷や下草、馬の飼料の草、燃料の薪をとる里に近い山は、人々の生活と共にあり、無くてはならないものでした。
まずは山に入る許可をいただく為、山祇神社を参拝します。山祇神社(やまずみじんじゃ)の祭神は大山祇命(おおやまずみのみこと)。山仕事の無事を祈ります。里の民には『山の神さん』と呼ばれ、親しまれています。
三ツ峠山に登山の際には、ぜひ安全祈願に『山の神さん』にお寄りください。
ご神体はこの奥にあります。ここから先は神職の下暮地の神主さんだけ入れます。
みなさん待ちかねていたように、三ツ峠山には県外の登山者がたくさんいらっしゃいました。さくら公園の駐車場も、憩いの森公園の駐車場も、車でいっぱい。公園沿いの川を渡り、日のあまり当たらない山椒の木が好むような所を目指します。とは言っても私は師匠の後を着いて行くだけなんですが…昨日降った雨で水嵩が増え川は渡り辛くなっています。グラグラと不安定な石の上をおっかなびっくり渡っていると「なんだ!そのへっぴり腰は」と笑われました。そう言われましても、川にはまりそうなんだもの…
この川を渡りました。ちょっとよろけると、ずぶ濡れになります。そして右の写真はもっと上流。
山椒の実狩り中(^_-)-☆師匠、お猿さんのようにポイポイ収穫しています。私はものの5分でリタイア(+o+)
山椒の実はあまりついていないように見えて、よく見るとちゃんと付いているといった感じでしょうか。葉に上手に隠れています。「木によってはびっしり付いているのもあるよ」と師匠が言っていました。それでも20分位で、持ってきた入れ物にいっぱいになりました。英名 Japanese pepper ミカン科の落葉低木。葉の根に一対の棘があります。実のなる雌の木と花だけで実がならない雄の木があり、小さな実をたくさんつけることから「子孫繁栄」に繋がるとされています。葉の裏は表に比べ白っぽい。朝ご飯を食べずに出かけたので、いつものことながらお腹が空いてグウグウと猛牛が唸り声をあげました。たった1時間の山籠もりなのに足がつって……どれだけ運動不足なんだろう。
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☆林道で見つけた愛しい物です☆
梅雨空に似合う水色のアジサイ(^-^) そしてシッポ再生中のとかげ。綺麗な瑠璃色の所がガサガサに…
飛んでいるところを師匠に叩かれて逃げるカミキリムシ。そして赤いキイチゴ。黄色のより美味しいらしい。
ホタルブクロ 下から覗いたら、家を出る時に撮った庭の鉄砲ユリと似てるかな(・・?
綺麗だなあ~と思わず撮ったかえでの若い実。ほんのり桜色。そして、これもまた美しいシモツケの花(^-^)
せっかく山に来たので神鈴の滝まで行ってみることにしました。先を歩いていた師匠が、立ち止まって、なにやら木に度々手を伸ばしていて、何をしているんだろうと思ったら山桑の実を頬張っています。熟すと赤黒くなり毛虫のよう。ちょっと触るだけで、ポロっと取れるそうです。その奇妙な形から差し出されて躊躇しましたが、怪訝そうな顔をして、興味本位で食べてみることにしました。あっさりとした甘みのある美味な実でしたよ。山のおやつなのだと言う。
桑の木の下に、丁度くすだまのような蕾のタマアジサイの木がありました。
紫陽花の撮影の時は、霧吹きをもってきなって…いい雰囲気の写真が撮れるよって…教えてもらったけれど、おいらにはそれはできないなあ。もっともっと写真を撮ったら試してみようかな。
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西桂町公式HP
人が輝く、地域が輝くまち、にしかつら
https://www.town.nishikatsura.yamanashi.jp/forms/top/top.aspx
7月4日 タマアジサイのくす玉が割れてふたつだけ咲いていました。来週はもっと咲きそうです。
7月4日朝。撮影時には郷里、熊本の球磨川の氾濫と土砂災害の全容を、まだ知りませんでした。翌日も山へ出かけてはみたものの、気持ちが沈み、すぐに帰ってきてしまいました。次から次へと流れてくる悲惨な状況の報道に心が痛みます。日本各地の豪雨で被災された皆様、早めの復旧を願い心よりお見舞い申し上げます。
Entry by 浅葱