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2019年9月4日(水)
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寄り道をして帰ろう。
こんにちは、広報委員会の浅葱です。
まだまだ残暑きびしい8月24日、早起きをして、桂川沿いに朝散歩に行ってみました。
河川は無くてはならない恩恵をもたらす一方、時に大きな浸水被害を生じることがありますが、西桂地内を流れる桂川(相模川上流部)の両岸は、水面よりかなり高い位置にあるので水防施設を築く必要がなく町民は川の恩恵を受けてきました。大正時代までの西桂では、流れに直接口をつけて飲めるくらい綺麗だったといい、飲料水も生活用水も、昭和26年から29年にかけて各地区で簡易水道が敷設されるまで、桂川の上流の堰から引いて利用していたそうです。
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桂川公園の案内板に沿って役場前から直進します。 こちらは桂川公園のエントランス(^^♪
役場前から歩き始めて5分ほどで桂川公園着! 夏富士が今日は良く見えます(^_-)-☆
桂川沿いの遊歩道を歩きます。 浅葱は雪の帽子をかぶった冬富士より、すっぴんの夏富士の方が好きです。
あら♪あちらから小さな住人が…挨拶しなきゃ。 稲もすくすく元気に育っています。秋が楽しみです。
ここで遊歩道は終わりますがもう少し歩きます。 橋を渡り上流へ(^-^)
おおーっ『撚糸の滝』が見えてきました。 滝に撚糸という名前を付けるなんて!! さすが織物の町です。
そろそろ戻りましょうかねえ~ここで迂回。少し歩いて左手脇道に入ると小沼浅間神社です。寄って帰ろう。
広さ約3坪ほどの小さな池があり、こんこんと清らかな水をたたえています。この水は富士山に降った雪が解けて伏流し数十年経って湧き出したものです。冨士道者が、かつて水垢離を行った池であり、三ツ峠山の中興の祖『空胎上人』の水修行の場とも伝えられています。
そして、この池に、白梅のような梅花藻(ばいかも)の花が咲いています。キンポウゲ科の淡水植物。県のレッドデータブックで絶滅危惧種に分類され、清流にしか生育できない植物です。地元の協力工場の方とよく西桂の話をするのですが、「子供の頃はな。どこの川でもいっぱい生えていてな。金魚でも飼えば川へ行って、身を乗り出して取ってきて金魚鉢に入れたもんだよ。」とおっしゃっていました。梅花藻は全国各地で減少しており、河道改修、外来種の定着、生育地の水質悪化等の様々な要因によるものと考えられているようです。この可愛らしい花を無くしてしまわないよう大切にしなきゃなあ…。
西桂町の絵図です。スタート地点に戻ってくるまで、なんと2時間。散歩じゃなくて遠出だったかな…写真も撮ったし寄り道もしたし…