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2019年10月16日(水)
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いつから雨女だったんだろう。
こんにちは、広報委員会の浅葱です。浅葱のブログに何度も登場する『三ツ峠山』に登ってきました。
10月6日。曇りのち雨。もしかしたら、里は降っていないかもしれない。私はいつから雨女になってしまったんだろう。6月に登った時も今日と同じだった。歩きはじめて1時間30分、ポツポツと雨が降ってきてしまいました。昨日はあんなに晴れていたのになあ…
☆達磨石ゲートから出発 車5台程の駐車スペースが有ります 達磨石さんおはようございます♬
朝6時出発。登りはじめで、まだまだ余裕があったので、朽ち倒れた赤松を見て「うわぁー龍だあ。龍だよおー。」と大声で叫ぶ。師匠、「松の根っこは良く燃えるから、お盆に迎え火に使うんだよ。持って帰ろうかな。」なんて言ってる。えっ?これから登るのに……まごつく私は「止まらない。休まない。歩く。歩け。」と発破を掛けられた。「えーっ帰ったら畑仕事やるきー?」と聞いてみる。すると師匠「やるきやるきー」と答える。そうしてどんどん先に歩いて行ってしまった。
動物の足跡を良く見つける。耳を澄ますと山の傾斜を歩く獣の足音がする。落ちた小枝や落ち葉を踏む音がする。鹿かな?目を凝らしても何も見えない。ゆっくり移動している。怖くなって、先へ行こうと頼むけれど、師匠は、なかなか動かない。どうしても見つけたいらしい。やだあ熊だったらどうするの。「最新の情報では、寝たふりはダメ。呼びかけるんだって!」って師匠が言うから、こわごわ「ここにいまーす。私はここにいまーすっ。」と話しかけてみた。
標高およそ1300メートルあたりで『馬返し』に着きます。これから山頂にかけて登山道に岩場や大きな段差がめだってくるので、馬が登ることができるのはここまでと言うことからこの名がついたそうです。まだまだ馬は登れるよと屁理屈を言う師匠。そんなに馬のこと知ってんの…
馬返しから1時間『八十八大師』に着きました。空胎上人とその弟子の布教活動によって神鈴峰(三ツ峠山)に信仰を抱いた南都留郡内の人々が奉納しました。現在はその数は減少しており確認できるのは79体だそうで、長い間風雨にさらされ痛みが進んでいます。お顔がはっきりしていない大師様や、もはや頭のない大師様もいて靄の中に浮かぶ真っ赤な前掛けが怖いくらいでした。そばで見つけたキノコ。笠が10cmくらいはある。会社に行ったら物知りのI主任に聞いてみよう。「これ食べられる?」
山道には、可愛らしい花がそこここに咲いていて、思わず手を伸ばしたくなる赤い実もありました。白い小菊が私の心をつかみ、持って帰りたいなあーなんていけない気持ちもチラチラ。もちろんそんな事は絶対しないけれど、ふとどきものが沢山いるようで『大切にしてください』の看板もいくつかありました。盗掘や踏みつけ、さらに鹿の大増殖による食害にあい、山の生態系のバランスが崩れ、希少植物は減ってきていると聞いています。悲しいことです。
進めば進むほど山はガスって、登山道最後のハイライト『屏風岩』はほぼ見えない。見えないロッククライマー達の掛け合う声が大きく響き渡るだけで、前を歩く師匠すら見失いそうになりました。とても不安になります。やっぱり山はソロでは行けない。残念ながら三ツ峠頂上でも全く何も見えませんでした。きっとこれは空胎さんが、また神鈴峰(みすずみね)に登って来るよう楽しみを取っておいてくれたに違いない。頂上で座ってお弁当を広げているカップル「ここさあ、晴れているとめっちゃ眺めいいんだよ。ぼーっとしていると気持ちいいんだ。こっち、こっちの方向」と富士山あたりを指差していた。浅葱もまた来るよ。今度こそ晴れた日に…
☆こちらは晴天の朝 当社玄関前からの三ツ峠山 標高1785メートル 写真中央左岩場が屏風岩です♬
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Entry by 浅葱