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2021年8月4日(水)
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きつね塚
こんにちは。広報委員会の浅葱です。
7月22日。洗濯ものが良く乾くほどに、日に日に暑さが増し、私も喉が渇く。
ほんの少し前、生乾き臭が嫌だなあと思っていたはずなのにもう忘れています。
来週はそろそろ梅漬けを干さなきゃね。
先日、東京本社からの電話を受け取ったらT次長でした。
連絡相手が打ち合わせ中だったので、久しぶりに、少しお話をしました。
「こちらは暑くて…そちらは風が通るから羨ましい」とT次長。
「いい感じの田舎なので」と私。本社に転勤されてどれくらい経つんだろう。
「知ってますよ(^^♪」と軽快な感じは何年たってもお変わりない。
☆会社へ行く途中に咲くボタンヅル 葉の様子から牡丹蔓の名がつく 朝日に輝いて眩しい
☆顔を突っ込んで撮っていたら ボタンヅルの隣に咲いていたノブドウの花に 蝶が羽をぱたつかせ回転しながら止まった
4連休前に、狙ったように娘から麻の布地が送られてきました。これで夏物を作って欲しいと…
おおかた長襦袢の残布だろう。愛娘よ、40㎝の長さもないのに何を作ればいいと言うのかな。
知恵を絞って、身頃に綿のギンガムチェックの生地を使い、オーバーヨークに、この麻布地を重ねることにして、そして背中には背守りをあしらうことにしました。
背守りは子どもの着物の背中に縫い付けたお守りのことです。
着物を作る時には左右の身頃となる布を縫い合わせるため“背縫い”という縫い目ができます。
昔の人は“目”には魔除けの力があると信じていて、背縫いの“縫い目”にも魔を見張り、身を守ってくれる力があると考えていました。
ところが赤ちゃんの着る着物は小さく背縫いがありません。
そこで子どもに魔が寄り付かないように背縫いの代わりとなる魔除けのお守りを付けました。それが背守りです。
作ったランニングシャツは背中で縫い合わせるタイプですが、まだまだコロナ禍が続く中、猛威を振るう変異株からも守ってくれるよう願いを込めて背守りを縫いました。
☆背守りは持ち主の身を守ってくれる道具の“矢”にしました
7月25日。朝7時。連休4日最終日、どこにも出かけなかったので早々に洗濯を済ませて散歩に出ました。
地形的に、下暮地の尾っぽのところだから、そう名付けたんじゃないかと言われている尾尻《おじり》と言うところがあります。
柄杓流川《しゃくながれがわ》沿いの高低の少ないまとまった田畑がある所です。地元の人でもここではよく富士山の写真を撮っているようです。
昔は何もない本当に淋しい所だったそうですが、今はポツポツと家もあります。けれど夜一人で歩くのは少し心細い。
ここで一度だけ狐を見かけたことがある。ふわっと大きい金色に輝く尾がとても美しかった。
尾っぽが見えなければ瘦せた柴犬かなと思うくらいの大きさでした。細身の体にふっさふっさのしっぽ。あれ以来見かけたことは無い。
☆蛍のように光る朝露 元気に育つ稲を見るのは嬉しく愛おしい☆
☆ひんやりした空気の朝ランニングをする人も多い
☆畑仕事は朝早い 私が出かけた頃にはもう一仕事終わっているようだった
尾尻の先、国道と中央道富士吉田線が交差するあたりをかつては“きつね塚”とよんでいたという。
村はずれの人通りも少ないさみしい所で狐に化かされたという話が多いところだったようです。
ここに下原のお稲荷さんと呼ばれている稲荷社があります。国道からすぐなのに、前を通っても気づきにくく、忘れ去られています。
昔は初午《はつうま》になると“正一位稲荷大明神”と書いた色紙をつないだ旗と油揚げを持った近郷の村人が詰めかけ、賑わったそうです。
ごめん。あぶらげ持ってきてない(◞‸◟)
いくら早朝とはいえ汗が滲みました。家に戻って締め切った窓をあちこち開けたら
風鈴を鳴らす心地よい風が渡りました。T次長こちらはいい感じです。
☆☆☆
何回挑んでも富士山の写真は難しい。
なかなか姿を見せてくれなかったり思い描いていたように撮れなかったり…
季節によっても違うし、時間によっても刻刻と変化する。
写真は7月25日から8月1日までの間“尾尻”で撮影しました。
☆☆☆
西桂町公式HP
人が輝く、地域が輝くまち、にしかつら
https://www.town.nishikatsura.yamanashi.jp/forms/top/top.aspx
Entry by 浅葱