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2022年11月4日(金)
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山梨百名山 三ッ峠山vol.4
こんにちは、広報委員会の浅葱です。
10月23日。久しぶりの快晴。三ッ峠山に登りました。
先週までは、山はちっとも秋色にならないな~と思っていたら、
この一週間でどんどんと紅く染まり、はやく登って頂戴と言わんばかりになりました。
今日は絶好の紅葉狩り日和。
このところ、体感温度は真冬並みで、毎朝暖房は欲しいくらいなので、
何枚か重ね着をして少し暖かい恰好をして行きました。
師匠はシャツに薄いジャケットを羽織っただけでしたが…
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どんぐりの写真が撮りたいと言ったら横から師匠が足してくれました 少し詐欺ってます (^o^)丿
朝7時、ダルマ石ゲートを出発。西桂ルートを登下山する予定です。
流石の師匠も、前回の私の“のろのろ歩き”には懲りたようです。
やはり寒くて手が冷たい。早速手袋をつけました。真夏の暑すぎるとき以外は手袋は必須です。
ゴロゴロとした岩の間を這い上がったり、不意に手を付いたりした時に怪我をしてしまう。
そして、私はよく転ぶ。
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今日は登山者はまばらです みんなマスクはしておらずノーストレス (*^-^*)
登り始めてしばらくすると師匠はマツタケを探しはじめました。
『あるはずなんだけどなあ』……おやっ!前回も探してたよね。
登山道は、赤松の間を抜けていくので、生えているかもしれない。けれど見つかったことは一度もありません。
私がゆっくり歩きなので師匠は前をぐんぐん歩き進み、脇に入って探しています。
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麓の神鈴の滝遊歩道や憩いの森公園のように 楓がないので真っ赤な紅葉とはいきません (>_<)
それでも秋麗の気持ち良い日でした (^_-)-☆
『マツタケじゃなくて松ぼっくり拾ってくれないかな』
『なんで(・・?』
『Kokoちゃんがメルカリで売るって言ってたよ』
『松ぼっくりは、なかなか無いんだよ。松の木があるからって、落ちてるとは限らない』
う~ん、それはマツタケよりは、ありそうだけど……
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9月17日の大師さま 前掛けがすっかり日に焼けております ((+_+))
八十八大師さま 真っ赤っ赤 (*^_^*)
順調に進み、2時間半かけて目度内《めどうち》に着きました。
八十八大師さまが、目を引く真っ赤な前掛けをしておられ、思わずカメラを取り出しました。
すぐ後ろを歩いていた男の人も歓声を上げ写真を撮り始めました。
先月登ったときには、大分、色褪せていたので、ここ一か月で誰かが付け替えて下さったのでしょう。
後日、西桂町役場に問い合わせたところ、大師様は文化財なので教育委員会へお尋ね下さいということでした。
係の方のお話では、家庭科の授業で、西桂中学校の生徒さん達が作り、
西桂小学校の6年生の子供たちが、秋の遠足で三ッ峠山に登って、
新しい前掛けに取り換えてくれたんだそうです。なんと有難い。
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あんな高い所にあるのかあ…行けるかなあ…(>_<)
八十八大師から30分もしないうちに、空胎上人《くうたいしょうにん》が草庵を営み、
修行を行った所とされる御長屋跡《おちょうや》に着きました。
このすぐ裏手の斜面を登った場所に、間口8メートル奥行き3.5メートル高さ1.9メートルの岩屋があります。
大雨が降るたびに崩れて、足元がおぼつかない急峻な斜面を、わーわー騒ぎ立てながら這い上がりました。
足を踏み出してもズルズルと滑り、なかなか上がれません。
流石、山の民は、ひょいひょいと登り、私に『そこに左足』『今度はここに右足』と杖で指しながら、足運びを教えてくれました。
とても立って歩けないので、トレッキングポールは投げ出して四つん這いになって登りました。
真下の登山道を歩いている人たちから見たら、さぞかし滑稽だったに違いありません。
山中の岩屋は、修行の場であり重要な信仰空間であったと思われます。
この岩場からは湧き水が溢れており、私も、もう一段上がれば
その綺麗な水場を見ることが出来たのですが、怖くて登れずチョット下から写真を撮っています。
師匠はその袂まで行って、私を上から覗き込み『綺麗なとこだよ。大丈夫だよ。登れるよ』と言うのだけれど
ビビりの私は、足がガクガクと震え、『むりーっ』と答えて、とうとう動けなくなってしまいました。
余裕がある様子で『山葵田のようだ。ワサビ植えようかな』と呟いています。もおーっ…
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三つ峠山荘を富士河口湖方面に進み 天上山《左側》方向を少しだけ歩くと 富士山の撮影場所があります
浅葱 お気に入りの撮影スポットです(#^.^#)
三ッ峠山は古くから様々な呼び名で呼ばれていました。
現代では、地名辞典や、山梨県が解説するように、
木無山、開運山、御巣鷹山を総称して三ッ峠山と言い、
または、開運山の特徴的な三つの峰を指して
三ッ峠山と言われることが多いようです。
空胎上人が信仰を広めた当時は《神鈴峯》みすずみねとも呼ばれていました。
そして他にも、三峠=ミッツのドッケ《三つの突起》と呼んでいた事に由来したとも、
水峠=水が豊富な山なので水峠《みづとうげ》に由来するとも…言われています。
何だか訳が分からなくなりました。
私は、今回の目的地の、この岩屋が水峠の由縁だと思っているのですが、
いつか、仲良しのN課長が言っていた、頂上の山小屋の裏手にあるらしい“水が湧き出る場所”を探しに行こうと思います。
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爽やかな天気 (^O^) ロッククライマーも気持ちいいのかな?
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Entry by 浅葱