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2023年7月24日(月)
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頂上まで行けなかった三ッ峠山
こんにちは、広報委員会の浅葱です。
7月17日。梅雨明けしたのかな(・・?
きのうは洗濯物もあっという間に乾いてしまうような天気でした。
室内計は夜になっても33℃を指して、暑かったなあ。今日も危険な暑さになるという。
久しぶりに、三ッ峠山に登ります((+_+))
サボっていた分、体力の低下を自覚。こんなに登るのが不安なことはありません。
体調は万全とは言えないかな…頂上まで行ける気がしない…
▲山の神さんの近くに紫陽花が咲いている▲
▲オカトラノオ ダルマ石ゲートに咲いていた▲
朝、出来立ての“梅ジャム”をぬって、食パンをパクっと頬張りました。
目の覚める酸っぱさです。今年は梅の実が良くついて、梅干し用に12㎏程塩漬けにしました。
師匠が『ホレつけろっ』『ソレつけろっ』と、ドンドンもいできます。
砂糖漬けのシロップやジャム、甘露煮や酢漬けの分を合わせたら20㎏はあるかもしれません。
二人だけの生活なのに…どうする浅葱…
▲シャインマスカットかと思う あく抜き中の青梅▲
7時30分。ポケットパークの花壇の水やりに出かけた師匠が、もどってきたので、いよいよ出発。
なかなか雨が降らないので、花がしおれてしまうと師匠はヤキモキ。
達磨石ゲートの駐車場には、2台の車が、ちぐはぐに駐車してありました。
この暑い中、山に登る人はいるのかなあと思っていましたが、
憩いの森公園の駐車場にも5台とまっていたので、まあまあ登る人はいるようです。
▲おはようございますと走り去るトレイルランニング中の人▲
▲先を歩く師匠 きょうは体が重そうだ▲
達磨石の頭の上に三ッ峠山が見えるという話を、聞いたことがあります。
いやあ見えないけどなあ。杉の木に囲まれていて見えないけどなあ。
歩きだしてすぐに、汗が噴き出してきます。
私たちは、山に入る時、どんなに暑くても長袖にします。
岩場の間で擦り傷をつくったり、転んだり〔これは浅葱だけ〕虫刺されなんかも怖いからです。
20人ほど会ったけれど長袖の人は少なかったかな。夏だしなあ。
トレイルランニングの人は半袖短パン。
ふうふう言いながら登る私たちをしり目に、あっという間に走り去っていきます。
私たちは時代遅れの頑固者かもしれない。
ぐっしょり濡れているようなので
『着替えは持ってきたの(・・?』と師匠に聞いてみたら『こねえ、こねえ、ほっときゃ乾く』だって…
▲眼下に望む富士吉田市の街並み▲
8時15分。股のぞきの松に着きました。
畑仕事に行くと、ちっとも帰ってこない師匠。こんがり焼けたパンみたいな顔色をしている。
けれど、今日は良く日焼けしたその顔は少し青ざめていて具合悪そうです。
『大丈夫(・・?もう帰ろうか』と聞くと『いや行くよ…昨日の暑さがこたえたな…』と返ってきました。
ホントに(・・?…でも、私が帰りたいの…
モクモクとした雲が取り巻いて、目の前に見えるはずの富士山は全く見えません。
この雲の感じだと、今日一日、見えることは無いだろうな。雲は次から次へ流れてくる。
『さっ、行くよ』師匠が歩きだしたので、『よし、馬返しまで行こう。』と私も渋々歩き出しました。
30分ほどで馬返しに着いたのですが、せっかく来たので
目度内《めどうち》をゴールにしようという事になりました。もちろん、富士山は雲の中。
▲森林被害が甚だしい 鹿が冬に食べたのかな 百日紅のよう▲
▲もうすぐ八十八大師 お地蔵さまが見えたー▲
10時、目度内に着きました。ここには三ッ峠山の中興の祖〔空胎上人〕のお墓があります。
ご遺体は下暮地の仏眼寺で荼毘《だび》にふされ、
分骨の上、生家浄発願寺、人穴村《ひとあなむら》赤池家と三ッ峠山のここ目度内の3カ所に埋葬されました。
昭和51年、夏。地元の三ッ峠史跡探訪班が調査するまでは、
八十八大師さまも空胎《くうたい》さんの墓も、ごく自然に、
土に埋もれていたり、下の方へ転がったりしていたそうです。
調査隊のみなさんが、力を合わせ、一部しか見えていなかった墓を掘り起こし、立て、
転がっている大師様は抱きかかえて、下から持ち上げて安置したそうです。
お地蔵様には頭がなかったので、まあるい石をのせてあります。
今こうして拝見できるのは保護して下さった方がいてからこそですね。
▲お墓の左上に八十八大師さまがおられます▲
▲ヒリヒリとお日様に照らされて暑いだろうなあ▲
▲目度内に着くとお地蔵さまが迎えてくれます▲
お弁当の少ししょっぱい“おむすび”をゆっくりと食べ、帰ります。
急にさあーっと風が吹きました。
『誰がいるような気がしたよ』と言ったら、師匠に『空胎さんがおられるんだよ』と言われました。
ここは、そうかも知れないと思わせる場所です。
とても汗をかいたので、はやく家に帰って、流水で冷やした桃を食べたいと思います。
Entry by 浅葱
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